A列車で行こう! 中篇

家に帰ったらアップフロントから郵便が届いていた。何かなと思ったら9月3日の「松浦亜弥キャプテン公演NEO」のチケットだった。
そういえば、申し込んでいた。すっかり忘れていたなぁ。料金の振込みが3ヶ月近く前なのでこういうことはよくある。
でもって座席を確認してみたらなんと4列目。
FCで一桁っていつ以来だろうか?
こういう特に気にかけてなかった(失礼)ような公演に限って神のような席が届く。不思議、不思議。





きのうの続きです。

結局、長野電鉄山ノ内線の湯田中駅に足湯があるということなのでそこに行ってみることにする。聖高原からは結構距離があるが、取り立てて急いでいるわけではないので問題は無い。
車は長野市内を抜けて国道19号を北上する。唐突に大学時代このあたりを自転車で走ったことを思い出した。この道は当時私が自転車部に所属していた時、230Km耐久走*1というイベントのコースだったのだ。その時の光景を思い出ししばし感慨にふける。そういや、このレースの時に転んで骨折したなぁ・・・。


2時間ほどかけてようやく湯田中温泉に到着する。早速足湯に浸かるが、これが結構熱い。まぁ、温泉なんだから熱いのは当然なんだけど、数分浸かっているだけでジワジワと汗が出てくる。いっそうのこと足湯で本格的に入浴してやろうかなんて思い始めたところで、足湯から出る。やはり温泉というものは冬場に来るものだと痛感した。
ところで、この湯田中駅というところは、車両がホームに入るためだけにスイッチバックしなくてはならないという非常に変ったつくりになっている。
どうせなら、スイッチバックするところを見たいなと思っていたら、タイミングよく入線してきた。都心の電車と違ってそんなに頻繁に電車が来ることは無いので運がいい。3人とも携帯カメラを構え、電車を撮影する。我々はいつから鉄ヲタになったんだ?




足湯にも入ったし、珍しい電車も見たのでもうこれ以上この場所にとどまる理由は無い。時刻は5時を少し回ったところだ。まだ夕食の時間には早い。
折角だからもう一箇所温泉地を巡ろうとういう話が出る。どうせなら松本までの帰路の途中にあるところがいいので、別所温泉へ向かうことに。
車の運転をテイエムからはりーに代わり*2、今度は高速道路で移動。高速に乗った途端眠気が襲ってきた。風景が単調だとどうしても眠くなってしまう。去年北海道で運転していたときもやたら眠かった。


夢と現実の狭間をさまよっているうちに、気が付けば別所温泉についている。運転していたはりーには申し訳ないことをした。
別所温泉はわりと由緒正しい温泉街のようで、ストリップ小屋とか変なものはなかった。別にあったからといって入るつもりは無いが・・・。
そしてここにも心温まるローカル線があった。上田鉄道別所線である。ここの車両は東急の車両を払い下げで使っているようで(はりー談)、車両をよく見ると東急のマークが残っていたりする。駅前でうろうろしていると、これまたタイミングよく電車が入線してきた。再び鉄ヲタと化するハロヲタ3人。



おのおの撮影に満足したところで撤収。晩飯は松本市に戻ってからにしようとになり帰路を急ぐ。昼をまともに取っていないので腹が減ってどうしようもない。
松本に戻ってとりあえず目に付いた店に入ろうとするが、なかなか適当なところが見つからない。テイエムがそこそこの値段でステーキを食わせてくれる店(店名は忘れてしまった)があるからそこに行こうと提案。肉か。無論異論はない。
ここのステーキは値段のわりに肉厚があって非常においしかった。久しぶりに「本物の肉」を食った気がする。
夕食での話題はもっぱら衆院選について。


「亀井(静香)は推せんなぁ」
「はりー、お前出馬したらどうだ?『ちっちゃい子大好き党』とか作ってさ」
「じゃ俺は『ごとう』でも立てるか」
政見放送のときに背中に『郵政民営化賛成』て書いて出るとか」
「紅白の時のとんねるずかよ!」
「そんな馬鹿に投票する人はいないでしょーが」
「いや、こんな人でも出馬できるとわかれば、若者も政治に関心がもてるはずだ!」
「はいはい」


これこそ正しい大人の会話である。


さらに続く。

*1:新潟の直江津港から大学のある八王子まで一晩かけて走る

*2:この面子でまともに車が運転できないのは私だけである。まともじゃない運転ならできる自信はあるが