瞳の中の迷宮

全員集GO!」の感想をもう少しだけ。


今回のハロコンは各サイトでも好評のようですね。確かにおもしろかった。



毎度、毎度ハロコンは消化不良に終わるものでした。
例年だと、各ユニットが順番に出てきてそれぞれの新曲を歌って、最後の方にまっつーとか娘。が出てくる。そして「さぁ、これからだ!」という時にはもう終了だったんですね。そりゃ、消化不足にもなりますよ。


では今回何がよかったのか?
ぽんぽんやフラッグを使ったパフォーマンスは見た目も派手だし目新しかった。これはステージの構成*1も含めて、広い横浜アリーナをうまく使ったなと思いました。


続いてセットリストですが、今回はただ新曲を並べただけでなく古い曲やアルバム曲を織り交ぜていたこと。個人的には満足でしたね。
ただ、これに関しては賛否両論あると思います。全部の曲を知っているという人はそうそういないでしょうから、知らない人は( ゚д゚)ハァ?と思ったでしょう。


セットリストについて言うならば、古い曲を歌ったという点については、去年の紅・白を含めた冬のハロコンでも行っていました。
しかし、この時は紅組・白組とも同じセットリストだったので、最終の「オールスター大乱舞」の曲目はある程度見えていたんですね。事実二組を単にまとめただけという構成でしたから、なんら目新しさはありませんでした。
今回もエルダー・ワンダーの二組に分けていましたが、それぞれのセットリストは全く別。これが合わさった「全員集GO!」はどんなステージになるんだろうか?そういった期待感をライブ開演直前まで持てた。この点も今回のハロコンがおもしろかった要因であると思います。


もっとも全てにおいてよかったというわけではありません。メロンやカントリーはメインを張るステージが無かったし、まっつーベリーズはもうちょっと持ち歌を歌ってもいいんじゃないの?と感じた方も少なくはないのではと思います。
前々から言われていることですが、明らかにハローは飽和状態ですね。これだけ大所帯になってしまうと、ひとりひとりの持ち時間が減るのは仕方の無いことかもしれません。この辺が今のハロプロの限界点なのかなと感じました。
もはや万人に受けるライブを行うのは難しいでしょうね。
そろそろまた“ハロマゲドン”*2が起こるんじゃないのか、そんな心配さえしてしまいました。

*1:三つのサブステージとセンター席を取り巻くような花道

*2:2002年7月31日に発表されたハロプロ大改編