どうにかして土曜日

まず1発目はベリーズ工房「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」発売記念イベント。なんだかんだいってベリのイベントに参加するのは2回目だったりする。例によってはりーからのお誘いだが、昔だったら断固として断っていたはずである。以前より嫌悪感が薄らいでいるのは確か。毒されてるなぁ・・・。
そのはりーと11時に待ち合わせてイベント会場であるよみうりランドへ向かう。イベント自体の開催時間は14時であるが、その前に参加券と整理券を引き換えなければならない。一旦チケット引き換えてしまうとすることが何もない。イベント開始までの数時間を特に有効利用することなく、2人で下らない話をする。
主な話題はW杯。アジア予選最後のイラン戦は国内組だけで戦った方がいいんじゃないかとか、いっそうのことジャパンクラシックということで、98年組*1を集めて戦ってみれば・・・とかそんな話で盛り上がる。ちなみに我々の目の前では「なんちゅう恋を〜」の振り付けを延々と練習し続ける5,6人の集団がいた。時間の有効利用と言えなくもないが、元気なものでる。
いい加減帰りたいなぁと思い始めたころにようやくイベント開始時刻の14時が訪れる。ちなみにこの日は、木更津で行われるなっちのライブに参加する予定なので、長居はできない。木更津に間に合う時間を逆算してみると、14時半にはよみうりランドを出なくてはいけないことが判明。3時間待って肝心のイベントには30分しか参加できない。やはり来るべきではなかったと後悔しはじめる。
だが、今回は握手会があるので*2、うまくいけばミニライブが終わるぐらいは居れるかもしれない。
あれこれ考えているうちに司会の兄ちゃんがステージに出てきてイベント開始。まずは「なんちゅう恋を〜」のショートヴァージョンから。ベリーズの曲は相変わらずテンポがいい。決して悪くはないが、この手の曲ばかりだとそのうちみんな飽きてくるんじゃないか?とふと思う。
新曲披露のあとは、自己紹介。自己紹介されてもまだ名前と顔が一致しない。だいたいこのぐらいの年の子なんてちょっと見ない間に顔が変るので覚えられるわけがない*3
2曲目は「ハピネス〜幸福歓迎〜」。ベリーズの曲の中でもこの曲はわりと好きなほうである。この後はまたトーク。メンバー内で匿名で質問し合うというもの。ごっちんに「豆乳を飲んだらいいよ」と勧められたメンバーってだれだ?詳しい人教えて下さい。
ミニライブの最後は再び「なんちゅう恋を〜」を今度はフルヴァージョンで。振りマネしてる人が多かったけど、イベント前に練習していた彼らはうまく踊れたのだろうか?非常に気になるところである。
ミニライブが一通り終わって司会の兄ちゃんが「これからメンバーと一緒に記念撮影をします。この写真は後日ハロー!プロジェクトショップで販売するので、楽しみにしてくださいね」と、個人情報保護法を無視した発言をしたので謹んで辞退することを決意する。時間的にもちょうどよかったので、はりーに別れを告げよみうりランドを去った。別れ際にはりーは「℃-ute(キュート)*4によろしく」と言う。一発ぐらい殴っていてもよかったかもしれない。




よみうりランドから延々と電車を乗り継ぎ、17時過ぎにようやく木更津に到着する。ここでKODとテイエムに合流する。テイエムに会うのは飯田さんの卒コン以来である。ヤスヲタである彼は保田の故郷である木更津でライブがあると知り、はるばる長野からやってきたのだ。見上げた情熱である。
さて、もう一方のKOD。彼は現在なっち以外のハローのメンバーには一切興味がない。ついでに言うと彼は、私以上にキッズを嫌っている。だから、きょう℃-uteなるユニットがなっちのライブに来ることなんて知るはずもない。私とテイエム℃-uteが参加することは事前に知っていたのが、あえて彼にはそのことを告げないでおいた。
なぜか。理由はひとつ。アンチキッズである彼が何の予告なしでキッズを見せられてどんな反応をするか。それが見たかったのである(←ひどい話だ)。
私だって、℃-uteが出るのは知っていたがあくまでもメインはなっちであって、℃-uteはお披露目ぐらいだろうと思っていた。だから冗談で済むと思っていたのだ。


そう、この時までは・・・。



弱い雨が降る中、KODの運転する車で会場である木更津市民会館に乗り付けた。なっちの単独コンに参加するのは去年秋の札幌以来なので、私としてもきょうは楽しみである。ごっちんの魂を削るような激しいライブとは違い、まったりとした雰囲気のなっちのライブも趣があって好きだ。
開演時間も近かったので、とっとと自分の席に着く。私とKODは連番。テイエムはうちらより前のほうに陣取っている。
かつてのハロー系のライブは必ず10以上押していたのだが、最近は狭い箱を使うことが多いためか時間どうり始まることが多い。今回もほぼ定刻どうり幕が上がった。そして・・・



ステージの上になっちの姿はない



そこに現れたのは℃-uteのみである。

歌っているのはベリーズ

「ビリリと行こう!」


恐る恐る隣のkODを見ると、彼は座ったまま前方を睨んでいた。私の知る彼は、感極まってヲタ芸とかし始める人なのだが・・・。
この反応は怖い。怖すぎるぞ・・・


衝撃的なオープニングだったが、これで℃-uteの出番は終わりだろう。後はなっちの後ろで踊ったりする程度だ。なんせゲストである。そんなにでしゃばるはずがない。
なっちも出てきたことだし、ここから仕切りなおしだ。1曲目は「恋のテレフォンGOAL」、2曲目「だって生きていかなくちゃ」とテンションの高い曲が続く。ようやくライブという雰囲気になってきた。KODもなんとか立ち直った模様。


さてこれから!


というところで、なっちは引っ込んでしまう。休憩には早すぎると思うのだが・・・。
ステージ上にはスクリーンが出てきた。とてつもなく嫌な予感がする。



今度は寸劇が始まってしまった。去年の娘。のミュージカルの続きみたいな温暖化が進んだ未来の地球でどーのこーのという話。このあたりでチケットに「地球温暖化防止キャンペーン」と書いてあったのを思い出す。
なるほど、きょうはライブじゃなかったんだ。それなら納得・・・



できるわけないだろ!!



その後もコントやら、抽選会やらが行われる。我々が想像するライブ・コンサートと聞いて一般的に思い浮かべるものとは全く違うものがステージ上で繰り広げらていた。こういう趣旨のものだと分かっていればそれなりに楽しめたのかもしれないが、何も知らないでこの空間に放り出されたら、ただただ呆然とするしかない。
そして最後は全員で「愛あらばIT’S ALL Right」。まぁ、この曲自体は好きだからいいんだけど、やっぱりもうちょっとなっちの歌を聴きたかったなぁ・・・。



公演終了後、車内に戻って全員苦笑い。笑うしかないという状況だ。「これは、コンサートなんかじゃない」とか「詐欺だ!JAROに訴えよう」とか「そもそも環境省がおかしいんだ」と国政批判まで発展する始末。気分は全共闘時代である。



いろいろと納得のいかないイベントであったが、せめてもの救いはなっちがすごく楽しそうだったこと。たぶんステージ上でいちばんはしゃいでいたのはなっちだろう。今になってみれば、なっちが楽しいのならこれはこれでよかったのかなぁとも思う。まぁ、私としては2度と行く気にはなれないけど。





あまりにも長くなりすぎたので、日曜日の美勇伝イベントについてはまたあしたということで・・・。

*1:相馬とか城とか

*2:当初ないとされていたが結局あった

*3:はりー曰く「お前は覚える気がないだけだ」 そのとおりである

*4:なっちのライブにゲストとして参加したベリーズ意外で構成されたキッズの新ユニット